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カロリー消費だけじゃない、ダイエットにおける運動の役割

システム業界に従事する人がこのブログを見ているとすれば、毎日長時間座っている事が多く、運動不足が気になっている方も多いのではないでしょうか。

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運動と気分の相関性に関する面白い記事を見つけました。

運動によるセロトニンシステムの活性化が不安を軽減する | 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

 

運動すると気分が良くなる?

この記事では、まず運動と気分の相関性についてアンケートを取っています。
運動前後で気分に変化があったかというアンケートに対し、「不安が減った」「気分が向上した」との結果が出ています。
この結果について突き詰めていくと、運動後は「セロトニン」という神経伝達物質量が増えていること、セロトニンが増えるにしたがって脳内の「前帯状回」という情動反応を司る部位の活動が低下することが導き出されたようです。
この記事はあくまで「相関性がありそうだ」という記事ですが、
セロトニンは、ストレスなどに反応する「ノルアドレナリン」の暴走をコントロールする役割がありますので、不安などが低減するという結果が導き出されるのかな、と解釈しました。

 

セロトニンがダイエットを助ける

ダイエット関連の情報などを調べていると、「空腹をごまかすには運動が良い」との情報をよく見かけます。
セロトニンは欲望を司るドーパミンや、ストレスなどに反応するノルアドレナリンをコントロールする性質があるようです。
運動によって脳内のセロトニンを増やすことによってドーパミン(=食欲)を抑えるというメカニズムなのかもしれません。ダイエットによって引き起こされるストレスも押さえてくれるようですので、一石二鳥ですね。

運動と食事制限の両輪でダイエットを進めるのが大事

以前、糖質制限の記事で、運動のみで痩せる事の難しさを取り上げました。

sarata.hatenablog.com

「痩せる」ということのみに注目すると、メインは食事制限によってカロリー摂取を抑える事が重要だとは思いますが、「続ける」という点に注目すると、運動がより重要になってくるのかもしれません。
糖質制限は確実に痩せますが、いかんせん現代日本においては続けづらいダイエット方法でもあります。そこで、運動による食欲の抑制や気分の向上を組み合わせることで、長期的に無理のないダイエットが可能になってくるのかもしれません。

※糖質制限中に激しい運動を行うと著しい低血糖状態になることもありますので注意も必要です。糖質オフ生活が十分浸透した状態で、徐々に運動強度を上げていくべきでしょう。