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お金じゃない、失敗しないレンタルサーバー選び[2]VPSは本当に必要か

その1を書いてから結構時間が経ってしまいました。
レンタルサーバーの比較についてはいろんなところに記事がアップされていますが、VPSに触れている記事ってあんまりなかった気がしたので、書いてみたいと思います。

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私がVPSを選んだ理由

会社員を辞めて個人事業主になるにあたり、まずはホームページとメールアドレスくらい必要であろうということで、レンタルサーバーを探してみました。
現状、アクセスがものすごく伸びたりする可能性はすごく低いので、ぶっちゃけサーバーはなんでもいいかなーと思っていたのですが、IT技術者の端くれとして、VPSで自由にサーバーを組んでやろうとVPSを選んでみました。
VPSを選択するメリットとしては次のようなものがあります。

自由なアプリケーション言語でシステムが構築できる

一般的に、レンタルサーバーで使用可能な言語ってほぼPHPオンリーくらいの勢いですよね。
半面、基幹系のシステムを構築していた技術者の方なんかは、Javaしかやったことない方とか大勢いらっしゃると思います。
Javaの新しいフレームワークを使ってみたり等、いろんなことを試してみたい方はVPS一択ですね。

DBを自由に選択できる

レンタルサーバーWordPress利用が前提になってきていることもあり、プリインストールされているDBはほぼMySqlです。
開発業務でバリバリDB触っていた方は、MySqlでは物足りないシチュエーションが多いと思います。
そんな時はDBを自分で好き勝手にインストールできるVSPを選ばざるを得ないのではないでしょうか。

その他、とにかく自由度が高い

VPSを使った場合、もういろんなことが自由に選べます。メールサーバーソフト選びも自由だし、グループウェア機能を持たせたり、チャットサーバーにしたり、Gitのリモートリポジトリを置いても良いでしょう。
レンタルサーバーだと、ログをみるだけでも不自由したりします。
ただ単にホームページとメールアドレスが欲しいといった状況では無用の長物ではありますが、何か試してみたいことがある方はVPSを選ぶべきでしょう。

VPSをおすすめしない理由

半面、VPSを使ってみて思ったのが、「かなり人を選ぶ」ということでした。
IT業界でごはんを食べている人でも、業務アプリ開発をメインにソースコードを書くことが多い方だと、求める機能を一から全部足していくのは中々骨かもしれません。
インフラ構築に覚えがある方出ない限り、適切な設定でメールサーバーを立てたり、正しいセキュリティ設定を行ったり等の作業は中々難しいのではないでしょうか。

最低限、LPICのLevel1くらいは軽くできるような事前知識がない場合だと、手を出すのは控えた方が無難かもしれません。