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"Googleに間違った定休日を載せらていた飲食店"についてのニュースが人工知能の未来を示唆しているかも

Googleさんに関するニュースが話題になっていました。
Googleが提供するサービスとか情報って盲目的に信じてしまうところがありますが、
実際は100%正しいわけではない事もままあります。
このニュースの先に、人工知能が発達した未来が垣間見えたような気がしました。

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nlab.itmedia.co.jp

Googleが提供する情報が間違っていても信じる?

このニュースで取り上げられたお店をGoogleで検索すると、実態とはことなる「毎週火曜日」という検索結果が表示されていました。
店主はそのことに気付いていなかったそうですが、「毎週火曜日はお客さんが少ないな…」という感触を持ってお店を営んでいたそうです。
実際の定休日は「毎月第三火曜日」だったそうなんですが、Googleは、関連した情報をもとに定休日を自動で分析し、「毎週火曜日」という判断を下して検索結果に掲載していたとのこと。
その情報を信じ、毎週火曜日は定休日だと思い込んだお客さんは、火曜日に来店を控えていたようですね。

自動化することの難しさ

この事案は、「毎月第三火曜日」を「毎週火曜日」という"惜しい"っちゃ惜しい誤認が原因で発生していたものでした。
機械的に自動生成されたデータというのは、特定のアルゴリズムで産出された結果ですので、人が登録したものと違い、レアなケースや特殊な情報には対応しにくいものです。

この事件から見える未来

こういったデータを自動生成するためのAIを介して個人を管理するような世の中になった場合、ものすごく特殊な滅多に存在しないようなケースにも対応できないと生活の基盤を脅かされる人が出てきます。
AIが何らかの理由で「この人は実際には存在しない」というような判断を下し、個人情報を削除してしまった場合、削除されてしまった人は行政サービスが受けられないという死活問題に陥ってしまいます。
Googleに営業日を間違えられてしまった人のように、AIによって自分の生活が脅かされてしまう未来というのは、まったくありえない未来ではないように感じました。

ディープラーニング等の技術により、AIの進歩はとどまるところを知りませんが、何らかの誤作動が全くないとは言い切れませんので、「AIによって自分の生活が脅かされる」という未来もあり得るかもしません。