【宇宙ヤバい】リアルナメック星と呼び声の高いケプラー22bについて調べてみた
まずは写真を見てください。ケプラー22bという星のイメージ図です。
このエメラルドグリーンの美しい星が、まるでナメック星の様だと海外で話題になっているようです。
ケプラー22bってどんな星?
ケプラー22b (Kepler-22b) は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) のケプラー探査機によって発見された、太陽によく似たG型の恒星ケプラー22を周回する太陽系外惑星である。軌道がハビタブルゾーン内にあると考えられている太陽系外惑星の中で、太陽と似た恒星を周回するものとしてトランジット法により初めて発見された。
ケプラー22bは2011年に発見が発表された惑星で、ケプラー22という太陽によく似た恒星の周りを周回しています。
この惑星ですが、恒星からの距離が丁度良い"ハビタブルゾーン"というエリアに属していることもあり、地球と同様に生命体が存在する可能性が高いとされている星の一つです。大きさは地球の2.4倍程度ですが、組成が判明しておらず、質量がどの程度かは分かっていません。
ドラゴンボールの方のナメック星は、ブルマが普通に歩いたりしていることから地球と同程度の重力と考えられていますので、実際のナメック星?よりはよりは少し大きすぎるかもしれません。
※参考
ハビタブルゾーン(HZ:habitable zone)とは、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と考えられている天文学上の領域。ゴルディロックスゾーン(GZ:Goldilocks zone)とも呼ばれる。日本語では「生命居住可能領域」と呼ばれる。
ケプラー22bをナメック星に改名する?
このケプラー22bという星、緑色の外観がナメック星に似ていること、生命が存在する可能性があることから、星の名前をナメック星に改名する署名活動が行われています。
この活動はアメリカ、アイオワ州在住のLou Earleyさんという方が始めたもので、記事執筆時点で127,160人の賛同が得られています。
ドラゴンボールがきっかけで世界中の人たちが目的を同じくして活動しているというのは素敵な事ですよね。
ナメック星の改名に賛同する方は、リンク先ページからWeb署名が可能ですので、賛同の意志を表明してみてはいかがでしょうか。
お金じゃない、失敗しないレンタルサーバー選び[1]サービス形態別の特徴
仕事柄、Webサイトを作りたいとか、簡単なシステムを作りたいとかでレンタルサーバーについて相談を受けることがしばしばあります。
大企業の傘の下で仕事をしていると、サーバーは1から構築することが多いのであまり詳しくなく、明確に答えることができないので勉強がてらまとめて行きたいと思います。シリーズ化すると良いなあ。
料金と機能以外で何が違うの?
レンタルサーバーの比較サイトを見ていると、比較の主軸は料金と機能です。
求める最低限の機能を持っていないとそもそもサービスインができませんし、料金が合わないとビジネスとして成り立ちません。
しかし、見落とされがちなのがサーバーの"保守性"という観点です。
保守性(ほしゅせい、英:maintainability または serviceability)は、 指定された条件下で規定された手順および資源(材料・設備・治工具・ソフトウェア等)を使用してアイテムの保守が行われた場合、与えられた使用条件において、要求された機能が保持される、または修復される能力をいう。
例えば、
- プログラムに不具合があってダウンしてしまった場合、復旧できるか
- 悪意のあるアタックを受けてしまった場合の対処法はあるか
- ハードウェア故障が発生した場合にサービスを継続できるか
等々です。
この観点で、レンタルサーバーを比較していってみたいと思います。
共有型と占有型
レンタルサーバーの中で最も大きな違いを持つのは「共有型」と「占有型」です。ここで"共有"とか"占有"とか言ってるのは、"サーバー"という物体(CPUとメモリがあって、HDD上にOSがインストールされている物理的な存在)を一人で占有しているか、みんなで共有しているかということです。
価格面、機能面の自由度で大きな差が出ますが、外的要因によるリスクにも大きな差が出ます。
占有型の特徴
占有型は、物理的なサーバーを一人で独占するので、月額利用料も高いですが、自由に機能を追加できます。
月額が数万円~数十万円と割高ですので、小さなサービスを始めるのには適していないかもしれません。
しかし、データベースを自由に構築できたりとか、好きなプログラム言語でサービスを開発したりといった自由度の高さが共有サーバーにはないポイントです。
共有型の特徴
共有サーバーは、物理的なサーバーを複数人でシェアします。
利用者ごとに割り振られたデータスペース内でのみの自由が認められています。
イメージとしては、一台のPCに対して、一部のディレクトリのみを借りている状態です。
占有サーバーとは異なり、ディレクトリ内での自由しか与えられていませんので、新しいソフトウェアをインストールしたりだとか、データベースを使った独自システムの構築なんかは難しくなります。
料金も数百円~数千円と、占有型の1/100になりますので、一つのサーバーを100人くらいでシェアしているイメージになるでしょうか。
また、一つのサーバーを複数人でシェアしているというのが曲者で、サーバーに同居している別のサービスの不具合に巻き込まれる(CPUが100%になっちゃって自分のサービスもとまっちゃう)等のリスクを潜在的にはらんでいます。(ある程度の対策はされているでしょうか)
ですので、絶対に止まっちゃダメなサービスを顧客から求められている場合、安易に共有型レンタルサーバーを薦めることは避けるべきでしょう。
最近よく聞くVPSって?
最近は、どのレンタルサーバー業者でもVPSのサービスが提供されています。
VPSとはVirtual Private Serverの略で、占有型のサービスを仮想的に享受できる仕組みになります。
VPSは仮想化の技術により、"仮想的に"占有型と同様の自由度を実現しています。
金額は数千円~数万円と、占有サーバーに比べると1/10程度の料金で、お得感のあるサービスです。
仮想化って何?
VPSの技術的根拠である仮想化とは何か。
それは、一つのサーバー上にOSが複数存在し、同時に稼働している状態です。
VMware vSphere4 製品概要 | VMware・仮想化 - VMwareソリューション
占有型サーバーは一つの物理サーバー上にOSがインストールされていますので、高価な物理サーバーを一人で占有するため、料金も割高になりますが、VPSでは物理サーバー自体は複数人で共有してしているため、料金が比較的リーズナブルになります。
ここで、物理サーバーを共有しているということは、共有型レンタルサーバーと同様に他の利用者に巻き込まれて自分のサービスが停止してしまうのでは。という懸念が生まれます。
しかし、仮想化されたOSは、物理サーバー中に存在する、"割り当てられた資源のみ"を使用することになります。
例えば、サーバーに存在する"10Gのメモリのうち1Gのみ"とか"8コアCPUのうち1コアのみ"とか言った具合です。
割り当てられた範囲でのみ自由度が与えられていますので、同居するお隣さんがCPU100%状態に陥ったとしても、8コアのうち1コアだけが頑張っている状態ですので、自分のサービスへの影響は限定的です。
じゃあ流行りのクラウドって何?
近年生まれた言葉でクラウドという言葉ほど一人歩きしている言葉はない気がします。
文脈によって意味合いが異なる言葉になりますが、レンタルサーバー的な考え方では、"複数VPSサーバーによる仮想的データセンター構成"といった意味になるのではないでしょうか。
下の図はさくらサーバーのクラウドサービス説明サイトに張り付けられていた画像ですが、VPSとは異なり、複数サーバーのイメージ図が張り付けられています。
高性能・低価格クラウドサーバーはIaaS型のさくらのクラウド
大規模システムを構築する場合、複数のサーバーに別々の役割を与えることが多いです。よくあるのが、データを保存するためのデータベースサーバー、複雑な計算なんかを行うアプリケーションサーバー、Webサイトを表示するためのWebサーバーの3階層にした構成ですね。
Webアプリケーションにおけるサーバ・サイドJavaの効果的な利用
※WebサーバーとAPサーバーを同居させた2階層構成なんかもよくあります
このサーバー群を、自分で借りたデータセンター上に物理的に配置するのが大規模システムの常ですが、クラウド型レンタルサーバーでは、自分でデータセンターを借りずに、複数サーバーからなるデータセンターを"仮想的に"構築できるという意味になるようです。
サービスの形態によっておすすめできる形式は異なる
長くなってきましたが、持っている予算や必要とする自由度によって、おすすめできる形態は異なります。
WordPressでCMS付サイトを構築したいだけであれば、共有型のサービスで事足りるので、リーズナブルにサービスインが可能ですが、一瞬たりとも止まることが許されないようなシビアなシステムには不向きです。
自由度の高いシステムを構築するためには、求められる自由度や保守性に応じて占有サーバー、VPS、クラウドサービスを使い分ける必要がありますが、この辺は求められる要件や予算によって良く吟味して使い分けが必要ですね。
その他のポイント
サーバーが故障した場合の保障や免責といった条件も気にしたいポイントですし、物理的な障害が起きた時の対策が取られているかといった条件も重要です。
この辺の話に踏み込んでいくのを目標に、勉強を続けたいと思います。
サービスを提供するときにまず考えるべきことを考えてみた
最近、若い企業家兼エンジニアと出会う機会がありました。
その後連絡を取っていくと、彼は技術力には自信があるものの、今考えているサービスをリリースするまでの道筋について迷っているようでした。
彼の相談に乗っているうち、自分が無意識にやっていたことを言語化できた気がするのでメモがてらに投稿。
ユーザーが求めているのは"機能"じゃない
彼からまず質問されたのは、「どの程度の機能を実装すればリリースにこぎつけられるのかわからない」といったものでした。
ここで違和感を覚えたのが、"機能"という単語がまず最初に出てきたことでした。
まず最初に考えるべきことは機能ではなく、もっと大きな枠組みを考えないといけない。そう思ったのですが、すぐには適切な言葉が思い浮かばず、まず最初に考えるべきことを考え始めました。
ユーザーに提供できる価値を考えてみる
具体的に実装していく機能を考えていく上で、まず「ユーザーがこのサービスを使う理由は何か」を詰めていくことが大事そうだなと考えました。
思いつく限りのあらゆる機能を詰め込んだところで、そのほとんどがユーザーに求められていない機能であるかもしれませんし、軸がはっきりしないとサービスそのものが迷走していきそうです。
じゃあまずすべきことは、ユーザーいう提供すべき主となる価値を決めていくことになりそうです。
どの価値に重きを置くかによって、実装すべき機能も制限されてきます。
日本でも高機能な日本製品が伸び悩んでいる
近年、白物家電を買おうと思った時でも、耳馴染みの深い日本企業の製品ではない、デロンギ、iRobotといった海外企業の製品が店頭の目立つ場所に並んでいることが多いです。
日本企業の製品は「多機能」を売りにしているものが多く、ちょっとした家電にも地獄のように大量のボタンがついてたり、不必要にネットワークに接続してみたりと、その家電のメイン機能とはかけ離れた機能が盛りだくさんになっています。
半面、デロンギなんかの製品はシンプルなツマミといくつかのボタンがあるだけといったシンプルなつくりになっており、デザインも使い勝手も洗練されている印象です。
ユーザーは掃除機やら冷蔵庫がネットワークにつながることも、TVやらHDDレコーダーに使わないボタンをちりばめることも求めてはいないのです。
サービスによって得られるユーザー体験を考える
そういったところに考えが及んだあと、まず考えるべきことは「提供するユーザー体験を考える」と思い至りました。
「ユーザー体験」なんて陳腐化した実態のない言葉は大嫌いだったのですが、いろんなことを考え抜いた上でこの言葉に触れると、言葉の指し示す意味が正確にとらえられた気がしました。
ユーザーがあるサービス、製品を使ってどんな体験がしたいのか、それが「自己顕示欲を満たす」かもしれませんし「社会貢献」かもしれません。
その軸が設定できないと、細かい機能やら仕様なんて詰めていけません。
まずやるべきことが見えた
「ユーザー体験」=「サービスが提供する価値」と結びついた気がしたので、今は冒頭の彼と一緒に、そのサービスの価値をユーザー体験目線でアイディア出しし始めたところです。
本当はブレスト的にやりたいのですが、遠方に住んでいることもあり、まずはお互いに思いつく限りのユーザー体験を列挙し、後でその一つ一つの実現性や独自性なんかを突き詰めていきたいと思います。
人に説明したり相談にのったりすることが一番の勉強になることを改めて感じました。
まだそんなツール使ってるの?最新のタスク管理&コミュニケーションツール
まだRedmine使ってるの?タスク管理ツールTrelloでビジュアライズされたGTDの実現
チームでのタスク共有にRedmineを使うことも珍しくなくなってきました。
Redmineでタスクをチケット管理してチケットドリブンでブイブイ言わせるのも良いですが、Redmineのここが不満ということがいくつかあります。
・チケットを書くのにそこそこ時間がかかる
・環境構築にそこそこ時間がかかる
・見た目がまずまずダサい
これを解決するのがTrelloです。
Trelloの優れたところをかいつまんで紹介すると
・Webベースのサービスなので環境構築不要、かつアカウント作成の手間が極少
・チケット(Card)作成にかかる手間が少ない
・スマホ向けアプリが提供されているので場所を選ばない
・見た目が素敵
RedmineはRedmineのいいところがあると思いますが、新しいもの好きな皆様、Trelloを使ってみてはいかがでしょうか。
チャットサービスの最高峰"Slack"で離れた場所でチームワーク
離れた場所でチームのお仕事をするとき、チャット主体のコミュニケーションはますます増えてきてますし、メール主体の方はどんどん少なくなっているかと思います。
ビジネス向けチャットサービスはChatworkが有名ですが、アプリの通知がなくなるとか、メールの通知がいまいちとか、どんどん使い勝手が悪くなっている印象です。
そこでおすすめしたいのがSlackです。
Slackのおすすめしたいポイントはこちら。
・ストレスが少なく、かゆいところに手が届くユーザーインターフェース
・フリープランでも十分な機能
・IFTTT連携可能
・Googleのスプレッドシートと連携した勤怠管理なんてことも可能
※参考
Be Less Busyというキャッチコピーがしゃれおつですよね。
ツールを使いこなして仕事を減らそう
本当は"業務効率化ツール5選"みたいな感じで5個くらい紹介しようと思ったんですけど、ぱっと出てきたのがこの二つでした。
タスク管理やコミュニケーションはチームで仕事をしていく上で必要不可欠ですが、実際の見積もりに出てこない作業なので、極力時間をかけないように効率化していきたいですよね。
【作文コンクール】中学2年生の文章力が半端ない
会社勤めをしていると、文系理系問わず文章を書く機会は多いですよね。
全国小・中学校作文コンクールで文部科学大臣賞を受賞した作文が半端なかったので紹介します。
まず書き出しが衝撃過ぎてえっと思うところからのスタートになりますが、文章力がすごいですね。
紹介されていたものは要約されたものなのでぎゅっとまとまったものではありますが、要約された文章の中だけでも語彙力、表現力の半端なさが滲み出ています。
その中で自分が好きだった1文はこちら。
選挙は、踊り狂った祭りのように盛り上がって過ぎ去り、その後、頭から冷水をかけられたようにその「酔い」から興覚めした。膨大な資金を「選挙」という魔物に食われた。
実際の文章を読んでない方からすると訳わかんないかもしれませんけど、ハードボイルドな感じの小説に差し込まれても違和感のない1文だと思います。
そしてこの作文に対する書評がこちら。
衝撃的な書き出しから読み手を引き込み、80枚近い長編を一気に読ませる筆力に圧倒された。事実を伝えたいという強い思いが生んだ、類いまれな秀作である。抑制の利いた的確な文章は、作者がこれまで培ってきた観察力と、ものごとを考え抜く力のたまものであろう。満場一致、最高得点で授賞が決定した
書評のとおり、大変優れた文章だと思いました。
国語の授業に忠実な句読点の置き方をしているにも関わらず、独特のリズムが生まれている作品です。この人の書いた本が出たら是非読んでみたい。
仕事のメールもブログの文章も全く推敲しない自分としては、見習うべき部分が多くありそうです。
【宇宙ヤバイ】今年気になった宇宙に関するニュース
仕事してると嫌な事がいっぱいありますよね。そんな時は意識を宇宙に飛ばして問題を矮小化し、気持ちの平静を保ちます。
厳密に言うと今年のニュースではないものもありますが、「私が今年目にして気になった」ニュースということでまとめてみました。
火星の衛星フォボスが近々崩壊する?
フォボスは火星の第一衛星で、第二衛星のダイモスと同様に、もともとは火星の重力に捕捉された小惑星であるとされています。
そのフォボスの表面にヒビのようなものが観測されています。
このヒビですが、火星との間に働く潮汐力による伸び縮みでできた亀裂らしく、近々フォボス自体が崩壊してしまうことが予想されています
近々とはいっても、宇宙規模の話。実際は数千万年後の話のようですので、我々がこの天体ショーを観測できる確率は低そうです。
ベテルギウスの超新星爆発が生きてる間に観測できる?
ベテルギウスは地球から640光年離れた場所にある恒星で、太陽の20倍もの質量がある星です。その大きさは、太陽系の太陽の位置にあると仮定すると、地球はおろか木星をも飲み込む直径となるめまいがするようなサイズです。
で、そのベテルギウスがいつ超新星爆発を起こしてもおかしくない、もしかしたらすでに爆発し終わっていて、ガンマ線バーストが発生しているかもしれないということでした。
出展:京都大学
ガンマ線バーストが地球に直撃した場合、地球の磁場が壊滅的な状況になってしまうような恐ろしい状況になってしまうらしいのですが、幸い、地軸が20度ほどずれているそうなので、地球への直撃の可能性は低そうです。
ニューホライズンにより暴かれる冥王星の素顔
今年7月、探査機ニューホライズンが冥王星でのフライバイを成功させ、近距離からの冥王星の写真が地球に届き始めています。
冥王星は、2006年までは惑星というカテゴリであったり、セーラームーンのキャラにもいたりと、比較的メジャーな太陽系外縁天体です。
その冥王星を近距離から観測したところ、氷があたかも火山活動を行っているような現象が確認されたり、10時間に1回という超高速で自転する衛星があったりと、なんかもう想像をはるかに超えた現象がいくつも報告されています。
外縁天体の調査が進み、太陽系外のことが明らかになっていくのが楽しみです。
準惑星ケレスから観測される謎の光って何?
準惑星ケレスは、火星と木星の間にある小惑星帯に位置する準惑星で、ちゃんとした名前がついている通り、小惑星帯の中で初めて観測された星でもあります。
そのケレスに、光り輝く謎の山が見つかりました。
この光る山は無人探査機Dawnが発見したもので、詳しいことは明らかになっていません。
とはいえ、内部に光源を持つ可能性が低いことから、太陽を光源とした光を反射している可能性が高いそうで、氷や塩のようなものが山の頂上に存在するのではと予測されています。
またこの光、定期的に移動し、複数の場所で観測されていることから、ケレス上では何らかの天体活動により定期的に氷が噴き出すような現象が日常的に起きているのかもしれません。(ソースが見つからなかったのでうろ覚えです)
小惑星帯はどの惑星にも取り込まれなかった材料がそのまま残っている状態であることから、原初の太陽系の姿をそのまま残している場所であるとされています。
小惑星帯の調査が進み、太陽系の成り立ちが見えてくるのも時間の問題化もしれません。
眉唾?EMドライブで月まで4時間で移動
今年、NASAがEMドライブによる推進力を得られることに成功したとのニュースが話題になりました。
EMドライブとは、密閉容器内でマイクロ波を反射させることで推力を得られる作用からなる推進機関なのですが、2015年現在、なぜ推力が得られるかは明らかになっていないそうです。
EMドライブの何が画期的かというと、ロケットエンジン何かが推進剤を噴射して推力を得るのに対し、EMドライブは外部とのエネルギーの交換なしに推力が得られることが挙げられます。
EMドライブで得られる加速はわずかですが、大量の推進剤を用意する必要がないため、無限に加速し続けられ、理論上は亜高速まで加速できるとされています。
とはいえ、原理が解明されておらず、懐疑的な見方をされていることが多いので、現実になる可能性は高くないかもしれません。
でも、月まで4時間、火星まで70日で移動可能になるとしたら、夢が広がりますよね。
とにかく宇宙ヤバイ
取り上げたニュースは宇宙規模で見ると地球の近くで起きていることばかりです。
もっと遠くの星を観測できる技術が進歩すれば、ブラックホールや宇宙の成り立ちといった、理論が先行しているような事象を裏付ける観測結果が増えていくかもしれません。
とはいっても、宇宙の広がるスピードはすでに光速を超えており、光による観測を続けている限りは宇宙の果てを観測することは不可能です。
次元を超えるようなブレイクスルーが起きない限り、宇宙の果てを観測できることがないというのも、宇宙のスケール感に圧倒されるばかりです。
法律で義務化されるストレスチェックについてまとめてみた
2015年1月から、改正労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」が施工されます。具体的に何がどうなるのかよくわかんないので、ちょっと調べてみました。
ストレスチェック制度の概要
実際の奨励は、厚生労働省のHPからPDFファイルをダウンロードできます。
読んでみましたが、何書いてあるのか全く分かりません。厚生労働省が出した説明会資料には次のように定義されています。
ストレスチェックの実施、その結果に基づく医師による面接指導、面接指導結果に基づく就業上の措置、ストレスチェック結果の集団ごとの集計・分析など、労働安全衛生法第66条の10に係る事業場における一連の取組全体をいう。
ざっくり言うと、従業員のストレスを定量的にチェックし、対策を施した上で所轄労働基準監督署長に報告書を提出せよというもののようです。
前述のPDFリンクに報告書の様式が添付されていますが、産業医、事業場専属の医師、外部の医師が検査、面接、分析したことを記述する欄があるので、会社のおっさんがうぇーいって済ませて良いものではないんでしょうね。
法令の対象になるのは?
常時五十人以上の労働者を使用する事業者は、一年以内ごとに一回、定期に、心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書(様式第六号の二)を所轄労働基準監督署長に提出 しなければならない。
とあります。社員が50人を超えない場合はやらなくてもいいかというと、「努力義務」は課せられるようなので、中小・零細企業を営む人も無視できる問題ではないようです。
具体的なチェック内容は?
厚生労働省作った簡易チェック表(wordファイル)がダウンロードできます。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/dl/150803-1.doc
簡易といいつつ、項目数は57項目に及びます。
wordファイルなんて見るのめんどくさいと思うので、チェック内容を転記しておきます。全部の項目がそうですが、ある・ないのどちらでストレスが強いと判断されるのかは項目別に異なります。
A あなたの仕事についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。
※「そうだ」「まあそうだ」「ややちがう」「ちがう」で回答
- 非常にたくさんの仕事をしなければならない
- 時間内に仕事が処理しきれない
- 一生懸命働かなければならない
- かなり注意を集中する必要がある
- 高度の知識や技術が必要なむずかしい仕事だ
- 勤務時間中はいつも仕事のことを考えていなければならない
- からだを大変よく使う仕事だ
- 自分のペースで仕事ができる
- 自分で仕事の順番・やり方を決めることができる
- 職場の仕事の方針に自分の意見を反映できる
- 自分の技能や知識を仕事で使うことが少ない
- 私の部署内で意見のくい違いがある
- 私の部署と他の部署とはうまが合わない
- 私の職場の雰囲気は友好的である
- 私の職場の作業環境(騒音、照明、温度、換気など)はよくない
- 仕事の内容は自分にあっている
- 働きがいのある仕事だ
B 最近1 か月間のあなたの状態についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。
※「ほとんどなかった」「ときどきあった」「しばしばあった」「ほとんどいつもあった」で回答
- 活気がわいてくる
- 元気がいっぱいだ
- 生き生きする
- 怒りを感じる
- 内心腹立たしい
- イライラしている
- ひどく疲れた
- へとへとだ
- だるい
- 気がはりつめている
- 不安だ
- 落着かない
- ゆううつだ
- 何をするのも面倒だ
- 物事に集中できない
- 気分が晴れない
- 仕事が手につかない
- 悲しいと感じる
- めまいがする
- 体のふしぶしが痛む
- 頭が重かったり頭痛がする
- 首筋や肩がこる
- 腰が痛い
- 目が疲れる
- 動悸や息切れがする
- 胃腸の具合が悪い
- 食欲がない
- 便秘や下痢をする
- よく眠れない
C あなたの周りの方々についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。
※「上司」「職場の同僚」「配偶者、家族、友人等」に対し、「非常に」「かなり」「多少」「全くない」で回答
- 次の人たちはどのくらい気軽に話ができますか?
- あなたが困った時、次の人たちはどのくらい頼りになりますか?
- あなたの個人的な問題を相談したら、次の人たちはどのくらいきいてくれますか?
D 満足度について
※「満足」「まあ満足」「やや不満足」「不満足」で回答
- 仕事に満足だ
- 家庭生活に満足だ
ストレスチェックで労働環境は良くなるか
チェック項目をごらんのとおり、大変陳腐なチェック項目が並んでいます。専門家の面接などを経て実態があぶりだされることもあるのでしょうが、同じ事業所に勤めている人が、同じ労働環境に対して同じストレスを抱える訳でもありませんし、会社側が負担するコストもそれなりです。ハリボテで終わる予感がプンプンしますね。
「ブラック企業」という言葉が誕生し、名前だけが先行するようになったころから、こんな法律ができてしまうのは必然だったのかもしれません。ブラック企業という言葉が生まれ、マスに認識されてしまった今、国としても放置はできないということなのでしょう。
このチェック表でストレスを感じていることが分かるような状態であれば、こんなチェック受ける前に、退職を切り札としたアクションを起こし始めるべきなのかもしれませんね。